千畳敷にて、キャンプ場の朝。
深夜、「ザッ、ザッ、ザッ、ザッ…」と規則正しい行進のような足音で目を覚まします。
こんな夜中に暗闇で行進してる人がいたらそれは怖いですよね。
「誰?」と思いながらよく聞いてみると…
強風にはためく自分のテントのフライシートの音でした。
風力発電ができるぐらいですから強風は予想していたんですけど、
フライシートの張り方が雑だったようです。
自分の小心さに苦笑いしながらまた眠ります。
朝目覚めてみると、真っ白で視界はまったく効きません。濃霧です。
白い闇。
なんてロマンチックなんでしょう。幻想的でキレイ…って言ってる場合じゃありません。
こんな中帰れるんでしょうか。
とりあえず、撤収を開始。
散らかったテント公開。広げるのはいいんですけど、片付けって面倒ですよね。
撤収完了。風が強いためだいぶ視界は開けてきました。
出発です。
発電用の風車に別れを告げます。
その大きさは、ウルトラマンが目の前に現れたら
こんなかんじ?っていうスケールです。
帰りは山口県美祢市をまわり瀬戸内海を見て帰ることにします。
これは日本海です。これから瀬戸内海も撮影の予定。
美祢市にある道の駅「おふく」に立ち寄ります。午後1時を過ぎお腹が空きました。
食事でもとレストランに入ると、ここでは温泉があり入浴もできるとのこと。
ぜひ入って行こうではありませんか。
きもちよく入浴して、さて写真でもとカメラを構えます。
?? 画面の隅に何か気になるものを発見。
一見なにか分かりません。りっぱな大理石でできていますが、
偉業を成した方をたたえるものではないようです。
か、かえる?
説明はなく、「福をむカエル ケロくん」と表示があるだけ。
一体君は何のためにここにいるのか?
そしてなぜマイクを持って歌い上げているのか?
なぞは深まりますが、いつまでも追求していられませんので出発です。
でも、最後に後姿も撮影。そのあいまいな存在価値と大理石の高級感がないまぜになって、
いい感じ。私のハートを鷲づかみです。
旅はもう少し続きます。
瀬戸内海をめざして、
次回へ続く。
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