カモに別れを告げる。

ぱたぽん

2007年05月30日 13:21

 前回の「私の着替え盗難事件」。
この辺を縄張りにするカモたちが犯行にかかわっている疑いが濃厚です。
しかし証拠はありませんし、実害もなかったということで今回は釈放することになりました。
逮捕してませんが。
これまでも、食べ物を求めてテントを荒らしていたであろうカモさんたちが、
この処分を受けてさらに勢いづかないように祈ります。




撤収完了。




さて、今日はどこへ行きましょうか。







人吉方面に向かい、当初の計画通り「五家荘」を探訪するというプランについて考えてみました。
結論は帰りが遅くなりすぎる、という理由で却下。
阿蘇山をぐるっと観光して大分県日田市経由で福岡に帰ることに。




帰りにはカモ(アヒル?)たちは、寝たふりです。




作品タイトル 「悪いやつほどよく眠る」




「阿蘇いこいの森」キャンプ場を後にして、やってきたのは草千里。
雄大な景観で有名です。




駐車料金を支払い入ってきたところに何があるかというと、
修学旅行生や団体旅行客などが対象の大規模なレストランです。
このようなレストランが3軒ほど連なっていて、それぞれがスピーカーで
音楽や店の案内を大音響で争って流しています。
ひどいところに来てしまいました。景色はすばらしいのですが。残念です。

でも、空腹には勝てないので
レストラン「ニュー草千里」に入ることにしました。

ニューっていう単語は、その意味とは反対に、
うらぶれた古さを発散してしまう悲しさを持っていますが、
そのイメージ通りの建物です。
 
中では一階と二階それぞれに、
見渡す限りのテーブルの海。番号が振ってあります。
昔の食堂にあったビニール製のテーブルクロスが
高度経済成長の時代を思い出させてくれます。
あと、半透明で(うすいブルー)プラスチック製(そしてきずだらけ)のコップ
で水を飲みました。
そのほかに特に「ニュー」を感じさせるものはありません。

またしても、食欲との戦いに負け、カツ丼とラーメンの注文をしてしまいました。
「メタボリック症候群」という単語が脳裏をかすめていきます。

メタボなリスクをおかしてまでの食事でしたが、
やはりというべきか、お味はおいしくございませんでした。




この写真の左にゴミ収集のためのパッカー車がご覧いただけると思います。
このクルマを見たとたん、私の中の心の悪魔が、「やっちゃえ、やっちゃえ」と
ささやきはじめました。
悪魔が何を言ってるかお分かりにならない方のために、解説いたしますと、
キャンプ場から持ち帰らされたごみをこの駐車場に設置してあるゴミ箱に入れてしまえ、
と私を突っつくのです。

悪魔「今なら、すぐにパッカー車が運んでくれるし、少しぐらい増えてもどうってことない。」

自分のごみだけならいいのですが、キャンプ場に落ちていたタバコの吸殻などを
(キャンプ場で捨てられると思って)集めたのがあだになり、
今頃GIVIのパニアケースの中で悪臭を放ち始めている
と思うと、悪魔の言いなりになりそうです。

しばらく葛藤の末、さっきの駐車料金には清掃車の運行代金も含まれているはず、と
自分をだまして、そこにあったゴミ箱に捨ててしまう。

この行為は、あきらかにマナーに反します。
悪魔の勝率がまた上がってしまいました。
こんな、葛藤をしなくて済むように、キャンプ場にゴミ箱ぐらい置いて欲しいと思うのは、
私だけではないと思うのですが…。

地球環境についての考察は続きますが、
退屈なので省略いたします。

次回へ続く。

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