阿蘇山から見下ろす。

ぱたぽん

2007年05月17日 21:55

オートポリスを出て、道路わきの眺めのよいパーキングスペースで、
眼下にある町を一望する。
気持ちのいいもんだ。







この場所で強風の中、わが心の師ツーリングマップル様に
「今日の宿泊はどこがよろしいでしょうか」とお伺いをたててみる。

その結果、「阿蘇の、坊中野営場がよかろう」との御託宣を賜る。
ここは、夏目漱石がなにやら遭難したことがある土地の辺りだとか。
その経験は、漱石の作品「二百十日」に生かされているとのこと。
早速キャンプ場に向かう前に、テントの中でその「二百十日」を読んでみるのもいいかも?と思いつき
書店経由で坊中野営場へ向かうことにしました。


ナビの指示に従いやってきたのは、内牧温泉。目的の本屋さんは近くのはずだが見つからない。
代わりに「阿蘇ライダーズハウス」という宿泊所の前を2度ほど通過。
うわさには聞いていたが、ここにあったのか。路地裏のような細い道の曲がり角にあり、
なにか秘密のアジト的な雰囲気を出しています。

本屋さんに到着です。わからないはずだよ。看板がないですよ。




看板を掲げないのは、何か考えがあってのことでしょう。お店に入ります。
文庫本の並んでいる棚を眺めますが、夏目漱石の本は一冊もありません。
小さな店はスペースがないから、回転の悪い本は置かないのかもしれません。
一応、店の人に聞いてみました。「夏目漱石の『二百十日』ありますか?」
すると、その本だけレジのそばにお勧めとして置いてあります。
ご当地本なんですね。購入しました。


ちかくに、イカした店を発見。その名も「スーパーコアラ」。
店は私のツボ的に最高の雰囲気を出しています。




うまくいけばトイレが借りられるかも、と思いながら入る。
するとやはり、そこはトワイライトゾーン。キャーッ!







あぶなく、気を失いそうになる自分を励まして脱出。
内牧温泉を後にする。




いい雰囲気の町でした。またゆっくり来たいですね。
次回へ続く。

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